内田 信之2023年11月4日読了時間: 1分「聖徳太子と蘇我入鹿」海音寺潮五郎飛鳥時代から奈良時代の日本の激動時代の物語は、私がとても好むところである。少ない資料を熟知したうえで、様々な想像力を働かせながら描いた世界はとても新鮮である。この本では、特に聖徳太子の偉大さを示している。遣隋使の派遣にまつわる話は、つい最近の出来事のような錯覚を覚える。
飛鳥時代から奈良時代の日本の激動時代の物語は、私がとても好むところである。少ない資料を熟知したうえで、様々な想像力を働かせながら描いた世界はとても新鮮である。この本では、特に聖徳太子の偉大さを示している。遣隋使の派遣にまつわる話は、つい最近の出来事のような錯覚を覚える。
「千霊一霊物語」アレクサンドル・デュマ 前山悠訳アレクサンドル・デュマの作品を初めて読んだ。論理では説明できない世界というものは、確かにあるものだと思う。世の中の価値は常に変化、もしくは消失してしまうものである。他の本も読んでみようと思う。
「漂流者の生きかた」五木寛之・姜尚中二人とも幼少期に相当な苦労をされ、言葉にすることが憚れるような経験をしてきているのだろう。それだからこそ、その発言には力がある。長く生きて生き、いろいろな経験をすると、親鸞の思想が身に染みてくるのかもしれない。
「尼将軍」三田誠広鎌倉時代初期の物語である。政子は頼朝、頼家、実朝の3代の時代を自分の眼ですべてを見てきたことを知ると、しかも実朝の暗殺までも経験してきたということを考えると、大変激しい人生を送ってきた女性であるなあと、感慨深い。義経のことなどは実にあっさりと記述されているのも面白きことである。
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