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内田 信之

「草鞋を作る人」平形作太郎

平形さんは吾妻郡老人クラブ連合会の前会長で、私が初めてお会いしたのは5年以上前になると思う。その後親しくさせていただき、数年前には「私の意思表示帳」を一緒に完成させた。その立ち振る舞いは私の尊敬するところであり、今後もお付き合いをさせていただければ幸甚の至りである。子曰 知之者不如好之者、好之者不如楽之者。私も好きな言葉である。

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「漂流者の生きかた」五木寛之・姜尚中

二人とも幼少期に相当な苦労をされ、言葉にすることが憚れるような経験をしてきているのだろう。それだからこそ、その発言には力がある。長く生きて生き、いろいろな経験をすると、親鸞の思想が身に染みてくるのかもしれない。

「尼将軍」三田誠広

鎌倉時代初期の物語である。政子は頼朝、頼家、実朝の3代の時代を自分の眼ですべてを見てきたことを知ると、しかも実朝の暗殺までも経験してきたということを考えると、大変激しい人生を送ってきた女性であるなあと、感慨深い。義経のことなどは実にあっさりと記述されているのも面白きことである。

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