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内田 信之

「影ぞ恋しき」上・下 葉室麟

色も香も昔の濃さに匂へども 植えけむ人の影ぞ恋しき 葉隠れに散りとどまれる花のみぞ 忍びし人に逢ふ心地する

「いのちなりけり」「花や散るらん」に続く三部作である。日本人であれば読んでもいい本である。

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