内田 信之3月20日読了時間: 1分「正義の人びと」アルベルト・カミュ 中村まり子訳ロシア革命前の1905年に起きた「セルゲイ大公暗殺事件」に想を得て、カミュが描いた戯曲である。たまたま並行していた本も、正義について書かれていた。その場に居合わせない人間からすると、正義は常に相対的なものということがよくわかる。いつの日か演劇というものを鑑賞したいものである。
ロシア革命前の1905年に起きた「セルゲイ大公暗殺事件」に想を得て、カミュが描いた戯曲である。たまたま並行していた本も、正義について書かれていた。その場に居合わせない人間からすると、正義は常に相対的なものということがよくわかる。いつの日か演劇というものを鑑賞したいものである。
「かけがえのない心」チョ・ヘジン オ・ヨシア訳「ロ・ギワンに会った」に続いて、チョ・ヘジンの作品を読んだ。韓国の国際養子縁組や米軍基地村などの問題は、つい最近まで、というより今も続いているだろう。隣の国なのに知らないことがあまりに多いことに愕然とさせられる。韓国文学はしばらく読み続けることになるだろう。しかし図書館内の...
「芭蕉と歩く」髙橋保博この本を読むのは3回目くらいだと思う。図書館には芭蕉についての本は多数あるが、ほとんどは「奥の細道」に関するものである。この本は「野ざらし紀行」や「鹿島詣」の解説本であり、私にとっては貴重である。「野ざらし紀行」については、もっと知りたいところである。
「ロ・ギワンに会った」チョ・ヘジン 浅田絵美訳韓国文学に対する関心は以前から高かったが、読む機会がなかった。県立図書館に韓国文学のコーナーがあることを以前からわかっていたが、手に取ることはほとんどなかった。最近斎藤真理子の「韓国文学の中心にあるもの」を読んで、その関心はますます高まった。この本を読んでみて、韓国文学をし...
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