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内田 信之

「清盛」三田誠広

この作家の作品は「道鏡」「菅原道真」に続いて3冊目である。資料のもとにある程度の推測を加えて書かれたものであろうが、その時代の状況が目に浮かぶようでとても興味深く読むことができた。日本の歴史の中での清盛の位置というものは、とてつもなく大きいことがよく理解できる。

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「日本の詩歌」大岡信

私には繰り返し読む本があるが、この本もその一つである。4,5回目くらいかもしれない。文学の素人には大変貴重な本であると思う。こんなに何回も読むのだから購入すればいいのであるが、相変わらず図書館で借りている。いつかまた読むことになるだろう。

「読書について」小林秀雄

年末に読んだ本である。心に刺さる文章がちりばめられている。常識人として恥ずかしからぬ教養を得たうえで、初めて己の気質が意味を持つ。己の気質が意味を持って初めて趣味というものを解するといえる。趣味には矛盾があり、理性で解決できないところがある。その通りだと思う。

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